朝、と言うかまだ夜。
日の出の気配すら感じない3:30
仕事のために起きる。
彼女は朝起きれるかをすごく心配していた。
最近、ちゃんと起きれない事が多いと聞いていた。
だけど、目覚ましが鳴ると、思ったよりもあっさりとベッドから起き上がった。
そのままシャワーを浴びて、出かける支度をする。
俺も着替えを済ませ、待たせているタクシーに乗り込み、目的地に向かう。
仕事をしている彼女。
昨日、寝る前に見てはいたけど、目の前でその姿を初めて見た。
普段見ている彼女と、何か違う。
明るい声、表情。
もちろん、それが彼女の仕事ではある。
すごく頑張ってる。
でも無理はしていないでほしい。
そう思いながら見守った。
仕事が全て終わったのは、11時過ぎ。
俺にとっては貴重な体験だった。
それと、彼女の普段の頑張りを垣間見た。
天気がよかった。
だから、元々予定していた海に行く事にした。
ダッシュで支度して、車に乗り込む。
眠そうだったけど、今回も彼女が運転。
海に向かう途中、突然雨が降ってきたけど、海に着く頃には上がっていた。
水着に着替えて海に入る。
2週間ぶりの海。
ここは、少し沖に出ただけで、すぐに足が着かなくなってしまう。
遊泳限界のブイまで泳いで、そこで少し休憩。
その後、波打ち際に戻って、波と戯れる。
彼女の表情が、少し明るくなってきたような気がして、嬉しかった。
砂浜に広げたシートの上で、日焼けするために寝転がる。
昨夜は寝不足だっただろう。
彼女はそのまま眠ってしまった。
その寝顔を見ていたら、自分の中に押さえ込んでいた彼女への思いが、少し出てきそうになった。
眠ってる彼女の顔は、幸せそうだったから・・・
気がつくと、砂浜にいる人の数がかなり少なくなっていた。
彼女を起こして、家路に着く事にした。
帰りも、ものすごい雨が車のフロントガラスに叩きつけられていた。
けど、それも一時的。
家に着く頃には、やっぱり雨は上がっていた。
つくづく、俺は晴れ男だ。
家に帰ってもまだ6時。
今度はその足で飲みに行く事にした。
今日は焼き鳥。
店に向かう途中、彼女の仕事用携帯が鳴る。
日曜日も仕事だとは聞いていたけど、今夜も急遽仕事が入る可能性があるらしい。
だから、思いっきりは飲めないと。
本当にハードな仕事だ。
俺は土日休みだから、のほほんと彼女に会いに来てしまったけど、何かそれがすごく悪いような気すらしてきた。
軽く飲んで、その後はいつものパターンとなりつつあるカラオケ。
最近、またはまってるんだそうだ。
最初は「切ない歌」に限定して歌っていたけど、だんだんそれも曖昧になってきて、結局は自分が歌いたい歌を歌ってた。
家に帰って、今度は花火をする。
今年初めての花火。
手持ちと線香花火。
線香花火は人生の縮図なんだと、彼女のお父さんが言ったらしい。
何となく分かる様な気がしたけど、今日の線香花火は途中で落ちてしまう事が一回もなかった。
彼女の部屋に戻る。
シャワーを浴びて、テレビを見てたけど、特に面白い番組もない。
明日は7:30起き。
今日は色々あって、俺も疲れてたかもしれない。
昨日と同じく、同じベッドで彼女のとなり。
いつの間にか眠りについてしまった・・・
ふと目が覚める。
電気の消えた部屋。
となりで眠る彼女。
昼間、海で彼女に対して湧き上がってしまった俺の感情が、抑えきれなくなりそうだった。
寝ている彼女の身体を抱き寄せた。
意識的なのか、それとも無意識なのか、彼女が俺の手を握ってきた。
目の前にある彼女の顔。
キスしたい。
そう思う自分がいた。
だけど、彼女の今の気持ちはこの前の電話で聞いている。
今は、俺たちの関係は、そういう事をしていい関係じゃない。
俺は、ベッドから抜け出し、一人で寝る事にした。
日の出の気配すら感じない3:30
仕事のために起きる。
彼女は朝起きれるかをすごく心配していた。
最近、ちゃんと起きれない事が多いと聞いていた。
だけど、目覚ましが鳴ると、思ったよりもあっさりとベッドから起き上がった。
そのままシャワーを浴びて、出かける支度をする。
俺も着替えを済ませ、待たせているタクシーに乗り込み、目的地に向かう。
仕事をしている彼女。
昨日、寝る前に見てはいたけど、目の前でその姿を初めて見た。
普段見ている彼女と、何か違う。
明るい声、表情。
もちろん、それが彼女の仕事ではある。
すごく頑張ってる。
でも無理はしていないでほしい。
そう思いながら見守った。
仕事が全て終わったのは、11時過ぎ。
俺にとっては貴重な体験だった。
それと、彼女の普段の頑張りを垣間見た。
天気がよかった。
だから、元々予定していた海に行く事にした。
ダッシュで支度して、車に乗り込む。
眠そうだったけど、今回も彼女が運転。
海に向かう途中、突然雨が降ってきたけど、海に着く頃には上がっていた。
水着に着替えて海に入る。
2週間ぶりの海。
ここは、少し沖に出ただけで、すぐに足が着かなくなってしまう。
遊泳限界のブイまで泳いで、そこで少し休憩。
その後、波打ち際に戻って、波と戯れる。
彼女の表情が、少し明るくなってきたような気がして、嬉しかった。
砂浜に広げたシートの上で、日焼けするために寝転がる。
昨夜は寝不足だっただろう。
彼女はそのまま眠ってしまった。
その寝顔を見ていたら、自分の中に押さえ込んでいた彼女への思いが、少し出てきそうになった。
眠ってる彼女の顔は、幸せそうだったから・・・
気がつくと、砂浜にいる人の数がかなり少なくなっていた。
彼女を起こして、家路に着く事にした。
帰りも、ものすごい雨が車のフロントガラスに叩きつけられていた。
けど、それも一時的。
家に着く頃には、やっぱり雨は上がっていた。
つくづく、俺は晴れ男だ。
家に帰ってもまだ6時。
今度はその足で飲みに行く事にした。
今日は焼き鳥。
店に向かう途中、彼女の仕事用携帯が鳴る。
日曜日も仕事だとは聞いていたけど、今夜も急遽仕事が入る可能性があるらしい。
だから、思いっきりは飲めないと。
本当にハードな仕事だ。
俺は土日休みだから、のほほんと彼女に会いに来てしまったけど、何かそれがすごく悪いような気すらしてきた。
軽く飲んで、その後はいつものパターンとなりつつあるカラオケ。
最近、またはまってるんだそうだ。
最初は「切ない歌」に限定して歌っていたけど、だんだんそれも曖昧になってきて、結局は自分が歌いたい歌を歌ってた。
家に帰って、今度は花火をする。
今年初めての花火。
手持ちと線香花火。
線香花火は人生の縮図なんだと、彼女のお父さんが言ったらしい。
何となく分かる様な気がしたけど、今日の線香花火は途中で落ちてしまう事が一回もなかった。
彼女の部屋に戻る。
シャワーを浴びて、テレビを見てたけど、特に面白い番組もない。
明日は7:30起き。
今日は色々あって、俺も疲れてたかもしれない。
昨日と同じく、同じベッドで彼女のとなり。
いつの間にか眠りについてしまった・・・
ふと目が覚める。
電気の消えた部屋。
となりで眠る彼女。
昼間、海で彼女に対して湧き上がってしまった俺の感情が、抑えきれなくなりそうだった。
寝ている彼女の身体を抱き寄せた。
意識的なのか、それとも無意識なのか、彼女が俺の手を握ってきた。
目の前にある彼女の顔。
キスしたい。
そう思う自分がいた。
だけど、彼女の今の気持ちはこの前の電話で聞いている。
今は、俺たちの関係は、そういう事をしていい関係じゃない。
俺は、ベッドから抜け出し、一人で寝る事にした。
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