彼女に借りた本の結末は、今の俺にとっては衝撃的なものだった。
衝撃的というか、自分の心に刺さるというか、とにかく今の自分の状況に重ねられる部分があって、いろいろと考えるきっかけをくれた。

その彼女との話の中で、今彼女が考えている事を話してくれた。
今、俺が彼女に対して抱いている程の感情は、彼女は俺に対して持っていない。
そんな内容。
本当なら、かなりショッキングな言葉だと思う。
今までの俺なら、そんな事言われたら相当取り乱していたと思う。
だけど、なぜか冷静にその話を聞ける自分がいた。

彼女が求める存在は、「無色透明のような人」だと言っていた。
確立された「誰か」という存在に頼るのではなくて、自分自身の力で自立していきたい。
そういう彼女の気持ちの表れなのかもしれない。
そう思う反面、「無色透明」は俺ではないんだろうな、という気持ちにもなった。

これからの関係、俺は彼女に何を求められ、何を与えてあげる事ができるんだろう。
そして、俺は彼女に何を求めていくんだろう。

今分かっている事は、2人の関係は「友達」だって事。
今は、それだけ分かっていればいいのかもしれない。

3日後には彼女とまた会う。

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